2012/03/15

20年ぶりにヘタクソな絵を描く



画用紙に絵を描くのは嫌いじゃなかった。
むしろ、そこらじゅうに落書きするような子どもだった。
それが変わったのは小学校二年生の夏休み明け。

夏休みの課題の絵がうまくかけなくて、
提出しないつもりで放っておいたら
見かねた母親が代わりに描いた。
それがなかなかいいデキだったので、鼻高々で提出した。

そしたらそれが、表彰されちゃって。
市の展覧会に出展されることになった。

それ以来、絵は僕のタブーになった。

クラスで絵の提出をするように言われても、
授業をサボり、理由をつけて一切出さなかった。
だから絵の提出が必要な学期の
図工や美術の通知表はいつも「1」か「2」で。

それから数年。

あの時以来、はじめて絵を描いてみたくなった。
手元のノートに、ボールペンでサラサラと描きはじめた。

相変わらずヘタクソなのは変わってないので
アップロードするのはやっぱり気後れするけれど、
意外にも、絵を描いている数十分間は楽しかった。


どんなヘタでも、自分の絵を描いているときは楽しい。
それが売れたり評価されたりするわけじゃないとしても、
その楽しさは、次なる絵を描こうという原動力になる。

ヘタクソだって、自分の絵を描いたらいいと思うんだ。
人生というキャンバスの余白が、そこに残されているかぎり。

一人ひとりが、それぞれの絵を描く。
巧いのもヘタなのも関係なく
並べられたその絵を見て、自分も絵を描きたくなる。
そんな、ちょっと変わった美術館があったら
おもしろくないですか。

なんてことを思いながら描いてみた
「道伴舎空間の概念図」。



卒パ、スタッフの砂川の第一回インタビューが上がりました。
この結末から、受験の話までつながるので、お楽しみに。