2012/04/07

花の命は短いけれど。


今日でひとまず年度はじめの指導は終わりました。
一年でいちばんバタバタする週なので、ほっと一息。

引退したスタッフから引き継いだ塾生に
前のスタッフの指導はどうだった、と聞いたら
「とにかく、楽しかった」と言ってくれた。
それは、いちばんうれしい言葉のひとつです。

今週末は、東京では桜の見頃ですね。
僕の自宅からも神田川の桜が
手を伸ばせば届くところに咲いてるんですが、
どうやら明日は花見に行くことになりそうです。

「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」
うちのばあさんは、そんな言葉が好きな人でした。
僕が『ALWAYS三丁目の夕日』に感動して、
じいさんにDVDを買って見せたら
「昭和はこんなに甘くなかった」と仏頂面で言ってました。

実際、昭和の中心はそうした時代だったのでしょう。
そうした時代を経て、僕らは花見に浮かれることができる。

過去を振り返れば、いいことばかり思い出す。
未来を想像しても、楽しいことばかり思い浮かぶ。
そんな日々だからこそ、忘れないでいたいことがある。

「とにかく、楽しかった」と言ってくれた塾生は、
その前まで、本人にとって地獄のような過去があった。
でも、だからこそ楽しい日々をかみしめて味わえる。
だからこそ、自分の可能性を大切にすることができる。

その前の時代があったことを忘れてしまったら、
きっとこの先にある自分の可能性も失ってしまう。
いま、ここを生きていることの「かけがえのなさ」が、
それを大切にしようという気持ちを引き起こすのだと思う。

「花の命は短いけれど、楽しいこともたくさんあった」
そんなことを言える時代に、次の時代はなるといいな。

卒塾生との対談は4限目に進みました。目次つき。