2012/04/08

100点満点の親なんていないけれど


土曜日は、花見をするにはやや寒かった。
それでも、僕の母親はわざわざ東京へやってきて、
千鳥ヶ淵やら神田川やらと、名所を訪ねて1万歩。
僕が東京に来てからの恒例行事なのだけれど、
ここ数年、よく話題に出るのは教育のこと。

僕らが指導できるのは結局のところ
せいぜい週に1時間くらいのもので、
残りの167時間は塾生が一人で学ぶしかない。

そうした状況の中で、
まだひとり立ちしていない若者が
日常でもっとも近い存在である親に
どう接されるのかの影響は、実感以上に大きい。

でも現実にはたいていの親が「親初心者」で、
どう子どもと接すべきかに不安を抱いている。
そもそも100点の親なんて、いるわけがない。

「親だから」「先生だから」という理由で
すべてを分かってると思い込まない方がいい。
だから、そうした人たちと関係性を築いて
協力することが指導では致命的に重要だ。

ということを気づくのに5年くらいかかった。
もちろん頭では分かっていたんだけれどね。

子育てをひと通り終えた母親と飲み語りながら、
たしかに親の影響は大きかったんだ、
ということを、あらためて実感するわけです。

親の話なんていくつになっても
耳が痛くなる話が多いわけだけれど
子どもがいるわけでもない僕にとって、
子育て経験者の意見には耳を傾けざるをえない。
10代の頃は、親から何かを学ぶなんて、
まったく思いもしなかったよ。

◎家庭や学校という身近な存在以外にも
   影響を受ける人や場があるといいね。
   それを話した5限目はこれからのウェブ教育論です。