2012/04/19

今こそウェブ時代をゆく


もう何十回目になるか分からない本の読み返し。
帰宅後の深夜、
キッチンでビールを開けつつ至福の時間。
梅田望夫『ウェブ時代をゆく』

どんな本を読むかにこそ個性があらわれる。
だから、本は自分で選ぶべきだと思う。
それでも、
それは分かったからおすすめの本は?
と言われたら、たいていこれを挙げてきた。
座右の書って、読み返すたびに発見がある。
だから「座右」に置く意味があるわけで。
昨夜、目を開かされた箇所も、
これまでは読み流していたところだった、

小さなコミュニティをつくることに
「人生をうずめる」という生き方が、
あたらしい働き方のモデルになるのかもしれない。
クレイグリストも、カーンアカデミーも、
ある人が「人生をうずめる」ことで生まれた。
それは「経済のゲーム」とは違うルールの
「知と情報のゲーム」という、金になりにくい世界。
でも、だからこそ良質なコミュニティが生まれる。
そうした信頼あるコミュニティができれば、
そこにかかわる少数の人が飯を食うくらいはでき、
そして彼ら彼女らは、たしかに世界を変えた。

最近は、自分の飯を食うことさえできれば、
それ以上に経済のゲームで戦おうとは思わなくなった。
良質なコミュニティをつくることが、
この国の、世界の、そして時代に必要とされ、
そして僕ができることなんじゃないかなと思う。
そこに人生をうずめても、別にいいじゃない。
でも、そういう考えって当たり前とはほど遠い。

決算処理のために来てくれた顧問税理士に
「この儲からない手間ばかりかかる仕事に
あなたは一生をかけるつもりなの?」
とビジネス的には至極まっとうなことを問われて、
「そのつもりです」と答えたばかりだった。
人から見れば「本気か」とおもわれることに、
人生をうずめようとしているのだなと
あらためて考えさせられた日の晩に、
またしても座右の書は僕を励ましてくれた。