2012/05/24

終わりなき非日常を生きる!


『深夜特急』というバックパッカーのバイブルは
インドの安宿で寝起きする主人公の描写からはじまる。
壮大なる冒険を求めて日本から出た主人公は、
いつしか旅先で一日の時間をやり過ごすために
いかに安くやりくりするかを考えるようになっていた。

そのことに主人公が気がついて
危機感を覚えるところから物語は展開していくのだけれど、
数十年前のインドという圧倒的な「非日常」が
気づかぬうちに「日常」に堕していたという記述は、
大学に入学したばかりの自分にぴたりと重なっていた。
どうすればいいのか分からなくて
『深夜特急』片手にマカオへ飛んだりしたなぁ…(遠い目)。

ただ、学校に入った時だけじゃなく、
いつだって僕らは「日常」に追われてる。
旅も、仕事も、恋愛も、あるいは人生だって、
はじまりには圧倒的な非日常があるのに、
いつしかそのすべては日常に飲み込まれていく。

それを自覚したのは大学生の時だったけれど、
振り返れば、追いかけてくる日常から
僕はこれまでずっと逃げ続けてきた気がする。
追いつかれそうになったら
なんとかしてすり抜けて別の場所へと踏み出してきた。

でも、逃げるだけじゃ、いつかは追いつかれるんだよね。
そのたびに苦しくなるし誰かを傷つけたりもする。
日常と殴りあって、ぶちのめせる力を身につけなければ、
それに追いつかれるたびに逃げなくちゃいけなくなる。

だから、僕はある出来事を境に日常と戦うことに決めた。
負けたり引き分けたりを繰り返しているような日々だけど、
僕の日常はそれまでとすこし違って見えるようになった。
「毎日が非日常」というと言い過ぎかもしれないけれど、
すくなくとも自分の人生に飽きるということはないなぁ・・・!

◯そんなことを考えさせてくれた甲斐の連載第3回
   今日はOrange Inc.の甲斐と永武さんが遊びに来てくれました。
   日常を旅するように生きられたら、たのしいよねぇ・・・!