2012/06/02

ブルーハーツと冷凍庫


これを人に言うのたぶんはじめてだと思うんだけど、
人生に絶望しかけてどうしようかと焦っていた17歳の頃、
2chの人生相談板に長文の書き込みをしたことがあった。
ブログもない頃だったから、それ以外に場所はなかった。
切羽詰まってたのでマジで書いたんだけど、一瞬で荒れて。
それ以来、そこには行っていない。

仕事柄、若い子に人生相談を受けることがある。
あれから10年経った僕からすれば
そのひとつひとつの悩みはちっぽけなことだから
かわいい悩みだね、と笑い飛ばすことはたやすい。
でも、僕にとってあの書き込みはマジだったんだよ。

幸いにも僕はそこから立ち直りここまで歩んでこれた。
けれど、その若い子は最後の最後の助けを求めて
勇気を振り絞ってその言葉を口にしたのかもしれない。
彼らの言葉に耳を傾けるとき、
なるべくそのことを忘れないようにしたいと思う。

大人になれば子どもの頃の感情は冷凍してしまう。
でも、その方が生きやすいからといって
いつまでもそのままにしておくと、
僕らは感情をそこに保存したことすら忘れてしまう。
そして、いつしか子どもの気持ちがわからなくなる。

年をとれば得るものもあるし、その分だけ失うものもある。
でも、失いたくないものだからこそ冷凍庫にしまったんだ。
だから、僕はときどき心の冷凍庫の扉をひらいて
あの頃の「気持ち」を取り出して、あたためてみる。
たとえばこうやって文章にしてみたりして。

そんなことを、ひとり真夜中に
ブルーハーツに涙しながら考えた28歳の夜。

「僕たちを縛りつけて
一人ぼっちにさせようとした
すべての大人に感謝します。
1985年 日本代表 BLUE HEARTS」

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