2012/08/18

在ホーチミンの教育者に会う。


真野のベトナム行きのきっかけを作った
川村さん(写真右)のご紹介で、
ホーチミンで唯一の日本人向けの塾を開いている
すばる日本語学校の藤澤さん(写真左)に話を伺う。

大学でベトナム語を専攻した後に、
ドイモイ(経済開放)政策で鎖国を解いたばかりの
ベトナムに単身渡り、爾来20年。
わざわざ「ぜひご紹介したい!」とメールをくれた
川村さんの言葉通りに魅力あふれる方だった。
海の向こうからずっと日本の教育を
真剣に眺め続けてきたからこそ語れる言葉に、
僕ら一行はしびれながら話を聞いていた。
いや、エキサイティングな時間でした。

「教育に「国境」や「人種の壁」はありません。
教える立場にある者の思考転換と努力次第で、
どんどん広がり深まっていくものではないでしょうか。」
すばるアカデミーのウェブサイトより)

そう語る藤澤さんの言葉は、
まさに僕らが今回の旅に求めていたもの。
日本の中だけでしか通用することのない
学歴や偏差値という尺度ばかりを追い求めていても
もはや世界ではほとんど役立たない時代が来ている。
では、その時代に僕らはどんなことを学ぶべきか?
それを考えるためのヒントを、たくさんもらった。
残念ながらこのウェブサイトだけでは
伝えきれないくらいおもしろかったので、
いつか伝えられる機会を持てたらいいのだけれど。

中でも面白かったのは「グローバル30」と呼ばれる
国際化を目指す日本の大学の海外リクルーティング活動。
日本の大学も、世界中から優秀な学生を集めようと
躍起になって世界各国に担当者を派遣している。
日本への留学を支援している藤澤さんの元にも
そのような大学関係者が訪れることがあるらしいが、
「一人でハングリーにやっている」藤澤さんには
その本気さに疑問を抱かざるをえない、とのこと。

そんな話を聞きながら
置いてあったパンフレットをパラパラとめくると
目に飛び込んできたのは見開きの早稲田大学の広告。
ベトナム語の説明の横にある僕らの見慣れた大隈講堂。
そのギャップは、なかなか新鮮だったな。
「このままじゃ成功しないよなぁ」と
すこし悲しそうに語る藤澤さんの言葉は忘れられない。
僕らは僕らで、やれることをやりたいと思います。


◎今夜が最後のベトナムの夜。明日はシンガポールです!