2012/10/26

人生をDIYする。


DIYという言葉は
「日曜大工」と訳されることが多いけれど、
英語ではDo it yourselfの略。
意味は「自分でする」みたいなものかな。
そう考えると
なかなか素敵な言葉じゃないですか、DIY。

なぜ人が日曜大工のDIYに惹かれるのかといえば、
その方が安く上がるという経済的事情もあるけれど、
それを作ることそれ自体が楽しいということと、
作った後にも愛着がわく、ということも大きいのだと思う。

プラモデルなんて、そのわかりやすい例だよね。
完成品を工場で作ってお店で商品を買う方が、
作り手も楽だし、買い手も安くつくのに、
わざわざ「つくる」というプロセスを
自分で行うことに喜びを感じるから、プラモデルはある。

できあいの完成品を買ってくるよりも、
それを作ることそれ自体に喜びを感じること。
それは、ほとんどの必需品を手に入れて、
たいていの欲しいものも
手に入れられるようになった僕らが
自覚しはじめた欲求であるように思える。

さいきん住みはじめた横浜の家は、
大工だった僕の親父が
25年ほど前に自分で設計したものらしい。
その話を聞いてから、
この家への想い入れは強まったように感じる。
まぁ、親父が生きていた頃にそれを聞いても、
そうは感じなかったと思うけれど、ね。

だいぶボロい家なのだけれど、それでも、
この家が「できあい」の家ではなくてよかったなと思う。
親父や、親父の知り合いが作った家であることによって、
僕はここに住みながら、
単なる「住む場所」を超えたなにかを感じている。

そう考えれば、人生だって、
「できあい」のものを生きるよりも、
自分で作っていったほうが、
おもしろいし、愛着もわくんじゃないかな。
つまり、人生のDIY。
でも、「できあい」の人生を求めている人って、
けっこう少なくないようにも思えるなぁ。

人生をDIYするとすれば、
そのためのスキルや知識は欠かせない。
日曜大工に道具と材料、そして力が必要であるように。
でも、僕らが生きている日々それ自体が人生で、
その力やスキルを身につける過程だと考えれば、
目の前の困難も
けっこう楽しみながら解決できるんじゃないかなぁ。

それとも、できあいの人生を
ほいっと渡されて生きた方が、楽でいいですかね?

◎文章、だいぶたくさん書きました。
 そのおかげか、物を書く力というか、感覚が、
 それ以前とだいぶ変わった気がする。
 これ、多くの人に読んでもらえるようになるといいなぁ。